義務付けられている発電機の負荷運転点検
東京都中央区八丁堀にある株式会社J&Jコーポレーションは、非常用発電機のメンテナンスや負荷試験を行なっている会社です。
消防法で負荷運転点検が義務付けられている非常用発電機(自家用発電機)も取り扱っていて、火事になった場合の消火活動に必要なスプリンクラーや消火栓ポンプの運転状況や換気状況を確認するための点検を行なっています。
一般的に、自家発電設備の定格出力が各種加圧送水装置の出力よりも高ければ、消火栓やスプリンクラーを動かして消火活動が可能となります。
もし、空ふかしの無負荷運転点検のみを行っていると、ディーゼルエンジン内にカーボンが堆積されるため、負荷運転には30%以上の負荷が必要です。
このため、どの設備も年に1回は30%以上の負荷運転を行い、堆積されたカーボンを燃焼排出する必要があり、これを怠ってしまうと非常時に正しく発電されず、消火活動が出来なくなる場合があります。
試験機の搬入搬出から完了までの作業時間は、約1時間30分ほどです。
搬入後にミーティングを行った後、燃料や設備に劣化や漏れなどの異常がないかどうかの事前点検を行います。
その後、5分間の無負荷運転を行い、計量器や表示灯などの異常の有無について確認します。
続いて、10%の負荷を5分間運転させた後、20%と30%の運転も順次行っていき、最後に無負荷運転を5分間行った後、停止作業を行ってから計量器や表示灯の異常有無について点検すれば完了です。